永井荷風の日記 『 断腸亭日乗 』 の1927(昭和2)年11月18日付――。
晴れて風あり、 西ノ窪八幡宮の落葉紛々 (ふんぷん) として雨の如し
その西ノ窪八幡宮=西久保八幡神社が、ここ=13日(日)撮影。
この年、荷風は元・芸妓と懇 (ねんご) ろになり、西久保八幡町 (現・虎ノ門5丁目) に妾宅を借り、頻繁に通うようになりました。
引用したのは、前夜から妾宅に泊まった時の記述です。
この神社はちょっとした小山の上にあり、妾宅はそのふもとにありました。
よって、落葉が雨のように舞い散ったわけです。
境内の井戸跡。
モーターで汲み上げていたのは、やはり高い場所ゆえでしょうか。
荷風の妾宅については昨年、
こんな写真も撮りました。
次回は、再び佃シリーズに戻ります。
ぶらり~散歩♪