あれが前から気になってる。
「池袋の炭団(たどん)」と勝手に命名した、あれ。
あ-、炭団ってのは石炭や木炭の粉末を団子状に固めた燃料のことですね。
こいつ。
文字通り、地下街などの火災で排煙されるのだろうか。
だが、これを目にするたびに、ときおり誰かが地上を監視しているのではないか、と思ってしまう。
ここから。
全体の形状は、千葉・富津に今なお残されている旧日本陸軍の戦争遺跡に少し似ている。
「観測壕」または「監視所」と呼ばれたこの施設。
こっちはもっと炭団だ=2013年撮影。
銃眼を通して内部から銃砲器の試射を観測したという。
まるで大友克洋の「AKIRA」に出てきた「炭団」だな。
池袋の写真に戻ると、炭団の上にはこんな注意書きが。
酔っ払いが乗ったりするんだろうな。
さらに、すぐ横の地下街に下りる階段の壁にも穴が開けられている。
ここからも煙がモクモクと出てきたりするのだろうか。