杉田水脈議員の下劣きわまりない「LGBT差別発言」で思い出した。
職場近くの公園に不思議な碑が建っているのを。
それがこちら。
錦町河岸のそばの「錦三会子供遊び場」。
子供の姿など見たこともない、ビル街の片隅の小さな小さな「公園」。
碑はその一角に建っている。
碑には、こう刻まれている。
「よい子 強い子」……、
「役立つ子」。
説明書きなどは一切ないので、建立の経緯は不明。
その文言の「思想性」から、てっきり戦前のものかと思いきや、建立されたのは昭和24(1949)年5月3日、つまり戦後だ。
戦争が終わって4年が経とうとしていた当時、大人たちは子供に何を望んでいたのだろう。
子供は役立つ存在でなければならないのか。何らかの「生産性」がなければいけないのか。
それは家族のため? 地域のため? それとも、国家のため?
一方、こちらは東京で初めて気温40度を超えた7月23日(月)の東京ドームシティ。
夏空に子供たちの笑い声が響く。
役になんか立たなくていいから、子供は笑っていてくれ。