JR両毛線・桐生駅で下車し、北口をズンズン行くと、チェーン店っぽい弁当屋があった。
東京を出発したのが早朝だったので早くも腹が減った。
で、メニュー表を見ると――???
恐る恐る「じゅんじ」330円を注文する。
これだ。
おかずは、ちくわ1本を4つに切っただけなのだが、タレが鰻丼の風味に似て、大変うまし。
ここで食べた。
上毛電鉄上毛線の始発・西桐生駅の待合室。
美しく、清潔な駅舎に感激しながら、おいしくいただきました。
エネルギーを充填したところで、さあ行くぞ!
と、いきなり現れた、廃自販機。
以後われわれ一行は、次々と廃自販機に遭遇することになる。
路地も豊富だ。
ネコともそこら中で遭遇する。
窓辺のニャン吉。
住宅街と飲み屋街が混在する一角に出た。
こちらは料亭か。
飲み屋ビルは入口がご覧のありさま。
廃業した店も多い。
ハイヒールのオブジェが印象的だが、ここもやってない。
古くて立派だ。
やっているのかやってないのか不明な店も多い。
モップでふきふき、白雪姫。
スナック「non-no」。
ロゴが酷似している……。
看板すら消えた店の前を過ぎていくと、ちょっとイカしたビルの前に出た。
「カナマル小道」なるビル1階の通路を行く。
途中、こんな看板があったりする。
三業(芸者屋と料理屋、待合)や二業は知っているが「八業」とは一体?……
「カナマル小道」を突き抜けると――、
すっかり蔦に覆われた「ナイトクラブ姫」。
こんなになってる。
もはや荒野だ。
スナック荒野。
ズンズン行くと、好い感じにクネッた路地に出た。
傾いた廃自販機。
「UCCラムネード」は手書きだ。
サンプルの缶が沈み込んでる。
泉町国際通り。
織物産業で潤った街。
カネが落ちれば、飲み屋街ができあがるが、今や廃業した店も多い。
こちらの店は非常に気になる。
破れ窓から覗くと、丸窓に豆タイルの柱……。
そして「個室空間」とは?……
地主は怒っているぞ。
錆びきったトタンの壁がアートにも見えなくもない電気屋。
軒先には「ナショナル」の古いロゴと炊飯器のイラスト。
まだまだつづくよ。