そこら中で火の手が上がる大空襲の夜、近くに住んでいた永井荷風が、逃げまどう少女と老人を助けて先導してやった先が、この界隈です。

荷風の日記『断腸亭日乗』で最も有名なのが、この昭和20年3月9日付。
中でも私が好きな一節は、荷風がスペイン大使館の前まで逃げてきて、ふと東側を見た時の風景です。 狂気です。
下弦の繊月凄然として愛宕山の方に昇るを見る。なお、井戸の横に建っているのは国旗掲揚塔で、「国威宣揚」と刻まれています。

有栖川宮記念公園までやって来た。
光は春だが、風はまだ冷たい。

小説(電子書籍) 『
陶酔ガム工場』も併せて、どうぞ。 iPhoneやiPadでも読めるよ。
ぶらり~散歩♪