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寿  今日初めて東京の地を踏むなり

かっぱ橋道具街を撮り歩いたわけではありません。
菊屋橋 (現・台東区寿、元浅草) を訪ねました。 ここもまた永井荷風と縁があります。
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省線にて浅草駅に至り三ノ輪行電車にて菊屋橋より公園に入る。 罹災後三年今日初めて東京の地を踏むなり。
『 断腸亭日乗 』 1948 (昭和23) 年1月9日付

荷風の記念すべき戦後の街歩き再開初日の記述です。
大空襲罹災後の荷風は、岡山などを流浪した末、千葉・市川に移り住み、この日ようやく東京を再訪しました (正確には敗戦後、数日間だけ帰京したが)。
荷風が真っ先に向かった街は、銀座でも玉の井でもなく、浅草。
ここで言う 『 公園 』 とは「浅草公園」で、浅草寺を中心とした一帯です。

文中にある 『 省線 』 に当時、浅草駅はなく、浅草橋駅の誤りと思われます。
一方、『 電車 』 =都電は、都庁前 (当時は有楽町)と三ノ輪橋を結ぶ31系統があり、途中、浅草橋や菊屋橋などを経由していました。
つまり、市川方面から省線でやって来た荷風は、浅草橋駅前で市電に乗り換え、菊屋橋の電停で下車、そしてここから浅草まで歩いた、というわけです。

以後、荷風は戦前以上に浅草、正確に言うと浅草六区に足繁く通い、ストリップ劇場の踊り子たちと親しくなっていきます。
この夏は、荷風のそんな足跡をたどっています。

なお、菊屋橋の地名は昭和30年代の町名変更で消失しましたが、ご覧の通り、浅草通り沿いに交差点の名前として残っています。

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by muffin-man | 2008-07-30 23:19 | 浅草

百人町/西新宿  ふるさとで飲む

六本木でリック・ウェイクマンのコンサートを観た帰り、百人町界隈で飲みました=21日(月)。
高校時代を過ごした30年ほど前に比べ、すっかり健康的な街に変身しています。
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で、フラフラ歩いて職安通りを渡り、角筈ガードをくぐって家路に。
ここだけは相変わらず消毒液くさいね。
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リック・ウェイクマンですが、完全なソロコンサートで、ギターもドラムもベースも、一切なし。
『 地底探検 』 も 『 ヘンリー8世の6人の妻 』 もイエス作品も、すべてキーボード一つで演奏してました。
もちろん、ボーカルなし。
10代半ばのころから憧れていたリック・ウェイクマンをとんでもなく近くで観て聴くことができたのは幸せだったけれど、やはりバンドやオーケストラの一員として弾きまくるリック・ウェイクマンを観たかったね。
(1973年にイエスとして初来日しているが、まだ中3だったのでカネがなく、行けなかった。その後の来日コンサートも、機会を逸し……)

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by muffin-man | 2008-07-22 00:48 | 新宿/渋谷/原宿

浅草  花やしき通りの夏

空が広い。 2年前の風景。
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戦前から戦後にかけての浅草は、善男善女が集まる?現代とは異なり、街娼がたたずむ妖しい街だった。
永井荷風だけでなく川端康成もこの街に魅了され、『 浅草紅団 』 がよく知られるが、『 浅草日記 』(1930~31年)では、街娼の視線でこの街を見つめている。

私のような商売が立派になりたち、私のような女をさがす病気の男の欲望も立派にみたされる、そこが浅草の恐ろしいところ、ありがたいところ。( 中略 )たいていは松竹座の絵看板の前に立つことを手始めとする。ここは公園の一つの門。先ずこの入口に立って、六区のその夜の潮加減をじっとうかがうといった風に。

「 夜の潮加減 」という表現がスゴい。

街娼で思い出すのは、新大久保。
高校生だった1970年代後半、山手線・新大久保駅と職安通りを結ぶ小径 (こみち) に彼女は、いた。
あの 「彦左小路」 の近く。
一言も口をきいたこともないし、ハッキリそれと証拠立てることもできないが、夕暮れともなると電柱の下にたたずんでいた彼女は、間違いなく夜の女の一人だったのだろう。

地方では、札幌で見た。
80年代前半のススキノのはずれ、木造2階建ての貧相な飲み屋街の角々に、いた。
雪が降り積もる真冬も、彼女たちはタバコを吹かしながらたたずんでいた。

新大久保とススキノのはずれ――遠く離れ、まるで無関係の街だが、当然のことながら、
「近くに連れ込み宿が何軒か集まっている」
という点で共通している。

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by muffin-man | 2008-07-16 20:10 | 浅草

浅草  夏の色

「 永井荷風が歩いた浅草・隅田川 」をテーマに、プロのカメラマンと浅草を歩きました。
一仕事終え、浅草寺を裏手から入ると、ほおずき市にたまたま遭遇、おいらもシャッターを押してみました。
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でも、撮ったのは、この2枚だけ。
年中行事に興味なし。
生ビールを一刻も早く飲みたくて、とっとと切り上げました。
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荷風は、戦後も浅草を頻繁に歩みました。
『 断腸亭日乗 』の1949 (昭和24) 年6月4日付に、こんな記述があります。

毎夜吾妻橋手前神谷バーの曲角に街娼の佇立 (たたず) めるに逢う。 銀座辺の女に比すればその姿何となく物哀に見らるるも川風寒き土地柄なればなるべし。

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by muffin-man | 2008-07-10 23:02 | 浅草

横網 (よこあみ)  影絵の街

隅田川べりで先月27日(金)。
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しばらく六本木 (旧・麻布市兵衛町) 通いが続きましたが、その仕事もすっかり終え、この夏は浅草および周辺の隅田川沿いの「荷風路」を訪ね歩きます。
先ずは、いつも歩く川べりを改めてロケハン 。
この後、上流まで歩き、東向島で飲んだのでした。
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by muffin-man | 2008-07-06 23:32 | 厩橋/白鬚橋

板橋区民農園  穫りたて

先ほど収穫しました=1日(火)。
2年ぶりに区民農園を借りて育てたけど、日照不足のせいか、糖度は今一つ。
でも、“我が子”は可愛いね。
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穫ってすぐ食べると、とんでもなく甘い。
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肥料をケチッたので、ジャガイモも小ぶり。
ちなみに、これはタネイモから育てたのではありません。
北海道の義母が地元のスーパーで買って送ってくれたフツーのメークインを植えました。
北海道生まれの東京育ちというわけ。
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どれも美味し。 腹いっぱいだ~。
ビールが飲めれば言うことないが、これから夜勤なので、麦茶で我慢しました (泣)。
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by muffin-man | 2008-07-01 14:00 | 花/虫90㍉マクロ | Comments(20)