荷風も飲んだかもしれない懐中汁粉

老舗和菓子店「壺屋」(つぼや)で買ってきました。
初夏に飲む汁粉というのもオツなもんです。
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以前も書きましたが、この壺屋、荷風の日記 『 断腸亭日乗 』 の昭和2 (1927) 年秋の記述に登場します。
荷風は、愛妾・お歌さんを西久保八幡町 (現・虎ノ門) の壺屋の裏手に囲い、「壺中庵」と称して市兵衛町 (現・六本木) の自宅からせっせと通ったのでした。
例えば、同年10月14日付――。

昼餉の後来客を避けんとて八幡町路地裏の壺中庵に至り、昨日より書きはじめたる草稿をつくる。 菓子屋壺屋の裏に在る貸家なれば壺中庵と名づけたるなり

ちなみに壺屋は、田山花袋の 『 蒲団 』(明治40年)にも登場します。 荷風先生、知ってか知らずか……。

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by muffin-man | 2008-05-16 23:11 | おまけ
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