隅田大橋から清洲橋を望む。 1928 (昭和3) 年完成。
橋の左側が日本橋中洲です。 隅田川沿いに歩んでみましょう。 隅田川左岸 (江東区清澄) から日本橋中洲を望む。 人形町の現役芸妓によると、東京五輪後までは、川沿いに料亭が並び、新内語りを乗せた小舟が往来していたそうです。 かつて永井荷風が隅田川を望んだあたり (後述) から撮ってみました。 荷風先生は、日記 『 断腸亭日乗 』1919 (大正8) 年12月27日付で、当時の様子をこう書き記しています。 菖蒲 (あやめ) 河岸より大川の面を望むに、暖なる冬日照りわたり、往来の荷船には舵のあたりに松飾り立てしものもあり。 岸につなぎし船には船頭の子供凧をあげて遊べるさま、北斎が両岸一覧の図の見るが如し。 「菖蒲河岸」とは、前回アップした箱崎川で、「大川」は言わずと知れた隅田川。 あれから88年余、川べりの風景は激変し、まるで異国です。 ぶらり~散歩♪
by muffin-man
| 2008-04-19 18:56
| 日本橋/人形町
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Comments(18)
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lucca-truth at 2008-04-19 19:45
こんばんわ
大川が隅田川になり、昔の面影は屋形船ぐらいでしょうか? 現代の隅田川から見えるのはビルばかりのようですね。 川辺の気持ちのよい風景を拝見できました。 清洲橋がおしゃれですね。
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iza-nagi at 2008-04-19 21:00
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Rambler5439
at 2008-04-19 22:38
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大川や中川、神田川、日本橋川、そしてそれらに連なる縦横の運河。そこをレシプロ蒸気エンジンを載せたランチが、轟音を響かせながら往来する。そんな景色を見たかったです。
ところで、昨年の暮れですが、2枚目の向こう岸に見える堤防の裏を上流から歩いてきて、行き止まりであることに気づいたので、柵を乗り越えて清洲橋のたもとに出ようとしたら、両足がツッてしまい往生しました。
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nobulinn at 2008-04-20 00:34
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@テツ改め「てつお」だす
at 2008-04-20 10:15
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アタシもこの日の午後隅田川沿いに月島、勝鬨橋、築地とチャリで散歩してきました。
久しぶりにマックモアで「なかおち丼」いただきましたよ。 マスターも奥さん?も妙に愛想が良くて?築地の商売の激化を感じました。 この日の大川は雨上がりで水量も多く濁っていましたね。 子供の頃、NHKの日曜の夕方六時から「ポンポン大将」という番組があって隅田川を行き来する小さなポンポン船の船長役が桂小金治で娘役が松島トモ子でした。 で、裏番組が「てなもんや三度笠」!シャボン玉ホリデーは系列局がなかったので見られなかったのですが… 「当たり前田のクラッカー」(粉末スープ付)懐かしいなー。
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haru-155 at 2008-04-20 21:57
今晩は!車窓で時々隅田川を見るのですが、川岸を散策してみたいな~って思います♪なかなか出来ないので、一緒にお写真を見ながら、歩かせて頂いたような気持ちになることが出来ました(^^)/
雨の後のせいか、水が濁って水量も多そうですね!こちらの川と違って、この船の往来がいいんですよね(^^)/ 新緑の中、この青い橋は本当に画になりますね!荷風先生が、今のこの眺めを見たら、さぞびっくりされるでしょうね(^^)
やっとコメ復活ですね^^
そういえば、今日ふらりと御徒町を通過したら 「台東区台東 健在!昭和な路地」 に出会えました! 「こんなところにもマフィンマンさんが来ているのだなぁ」とビックリです^^ 折角なので、長屋の道を通過させてもらいましたが・・・ なんと不覚にもカメラを不携帯! なんとも残念な一日になってしまいました(笑
おはようございます。
こうしてみると、鉄とコンクリートばかりですね。 昭和3年の頃ってどんな風景だったのでしょうねぇ。 時間の流れもゆったりしていたのでしょうか? 色々な想いが頭の中を駆け巡ります(^^)
lucca-truthさん
清洲橋は、隅田川に架かる橋の中でも大好きな橋の一つです。 よく「女性的で優美な橋」と言われますが、まさにその通りだと思います。 また、この色も気に入ってます。 塗装そのものは近年ですが、好いセンスだと思ってます。
iza-nagiさん
荷風が隅田川べりを歩いた時代も、「向こう岸のセメント工場が、こ汚い」とか何とか書いてます。戦前の話です。 戦前は東京はどの街も、現代よりも綺麗だった! というのは大ウソで、水路もゴミがずいぶん捨てられていたようです。 と言うか、荷風先生によると、関東大震災で発生した大量の灰燼がかなり捨てられたそうです。
Rambler5439さん
「堤防の裏」とは、カミソリ堤防とマンションとの間のことですね。 ところで最近、街撮り歩き用にとナイキのランニングシューズを買いました。 エア入りなのですが、それまで履きツブした2,000円の運動靴とは大違いで、これなら一日に何キロも歩けそうです。 靴を替えると、気持ちも変わります。
nobulinnさん
このちょっと上流には三井不動産の「大川端リバーシティ」なんて高層マンション群もありますね。 このあたりの隅田川沿いは、もう何度訪れたかしれません。 すっかり風景が変わってしまったであろう隅田川。 それでも、昔の遺構などがないこともなく、相変わらずチマチマと探索しております。
@テツ改め「てつお」だすさん
マックモア「なかおち丼」ですか! 昨年の大晦日に両親を連れて行ったのですが、すでに売り切れで仕方なく「姫丼」を食べました。それ以来行ってません。食いたい! 「ポンポン大将」は知らないな~。 きっと「てなもんや三度笠」を観ていたからですね。「当たり前田のクラッカー」はまだ売ってますよ。
haru-155さん
隅田川は実は、川べりを歩いていて決して楽しい川ではないのです。 おススメできません。しょせんはコンクリの高い堤防とビル、高層マンションに囲まれていますから。 おいらが川べり及び周辺の街を歩くのは、荷風の足跡や昭和なたたずまいを発見するためなんです。 「水の都・東京」は戦後どころか、すでに戦前に失われていた――というのが持論です。
御疲山さん
コメント欄は一時、スパメールの嵐に見舞われたので、いまだに時折しか設定してません。スパメールを放置したままコメント欄を開けておくと、どんどん送信されてくるので要注意ですよ。 あの路地、行かれましたか。 御徒町から台東、さらにその先の隅田川にかけて井戸に出合った試しがありませんが、どうですか?
rrbさん
昭和初期の頃には対岸にセメント工場が稼働しており、荷風先生はしばしばケチをつけてます。 以前も書きましたが、隅田川と言っても、先生はすでに戦前、「臭気耐え難し」などと書いています。 さすがにビルや高層マンション群はなかったでしょうが、現代の風景につながる萌芽はあったわけですね。 それでも、おいらは歩き続けます。
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hikaru
at 2008-05-07 21:13
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連休中が仕事で本日より休みになりました。本日戦前に作製された「火災保険地図」と共に中州をおとずれましたがその変貌振りに驚愕しました。戦後まで残っていた中洲病院の場所にもマンションが建っており寂しい限りです。
hikaruさん
荷風物件が残っているかどうかの“面影度”で言うと、日本橋中洲もかなり絶望的ですよね。 とは言え、隅田川が箱崎川に分流するあたりの堤防はハッキリ残っています。 写真では分かりにくいのでアップしてませんが、マンション裏手の自転車置き場のあたりに堤防が絶妙にカーブしてます。
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