京島  路地がつなぐ安永~大正~昭和

京島の路地にやって来ました=28日(土)。
右下、段ボール箱の横に何かある!
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ナンと、女の子の小さな小さな墓。
『 安永8年 雪明童女 』 と、裏に刻まれています。 1779年です。
墓を守っているご家族によると、大正8 (1919) 年にここに転居・新築した際、この墓石が土の中から出てきたそうです。
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話は変わり、このお宅の亡くなったおじいさんが昔、向島の芸者置屋から、あるものをもらってきたといいます。
それがこれ、真っ赤な鳥居と祠 (ほこら) です。
今でも大事にしているそうです。
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奥さんが小さな墓に新しく香華をたむけながら、言いました。
『 お寺の無縁仏に納めてあげたほうがいいんですけどねえ 』
いいえ、女の子はあなた方に守られて、あの世で幸せにやっていると思います。
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by muffin-man | 2007-04-29 01:33 | 東向島/京島/墨田/向島/文花 | Comments(32)
Commented by aoi_color at 2007-04-29 02:12
血のつながりがなくてもこうして供養され続けてくれるなんて幸せですね。
『鳥居と祠』どんな縁でおじいさんは置屋から預かって来たのでしょう?
人のやさしさは時を超えて連鎖するものなんでしょうね。
気持ちのいいお話でした。
『京島』ですが最近「行かないと行かないと」と思っていたのですが、今日のエントリーを見て決心が着きました。
次の散策は迷わず京島です。
Commented by lucca-truth at 2007-04-29 07:11
おはようございます
無縁仏になるよりこうして毎日お参りしてもらって幸せな女の子だと思います、下町らしい人情を感じます。
路地の雰囲気もいいですね、京島、すてきなところですね。
Commented by Rambler5439 at 2007-04-29 08:24 x
京島を歩くときには必ずと言っていいほど立ち寄る小径です。いつもピンクの花が手向けてあるので気にはなっていたのですが、そんな物語があったのですね。なんだか幸せな気分になりました。
Commented by korotyan27 at 2007-04-29 09:32
おはようございます。
こういったものを引き継ぐことが心の豊かさをあらわしているようで
とても素敵ですね。お子さんのお墓と一緒にご両親のお墓はなかった
のかきになってしまいます。
とはいえ今もこの女の子もぜんぜん寂しくなさそうですね。
Commented by @テツ at 2007-04-29 10:44 x
京島はわりと近くなのですが道路は斜めに交差しているし、細い路地はさらに曲がりくねっているわで方角の立ちにくい街ですよね。
普通なら見過ごすような風景にピン!とくる感の良さと地元の人から貴重な話を引き出す才能というかお人柄なんでしょうけど、羨ましいです。
「雪明童女」…なんてロマンチック!
Commented by henronin at 2007-04-29 15:53
自分も28日に行ってきました、一枚目の緑がこの街の住みやすさのように思えます、そしてこの墓標 気持ちもあたたかいです。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:52 x
aoi_colorさん
このお宅のご家族が語ってくれた話は、ホント、とんでもなく興味深い話でした。大正時代からこの小さな墓を守っているわけで、今やご先祖さんのようなものかもしれません。
鳥居と祠については、話をしてくれたご主人(70代?)のおじいさんが、「芸者置屋をやっている友だちからもらってきた」そうで、それ以上の「縁とゆかり」はご存じないようでした。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:52 x
lucca-truthさん
おいらが写真を撮っていると、近所の人が何人も通りかかり、皆さん、墓の由来をご存じのようでした。
中には、「何の関係もないウチに守られて、これも何かの縁だね~」と話しかけてくれるおじいさんもいたりして、下町人情を絵に描いたような路地の風情でした。
かなりうれしい街撮りの一日でした。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:53 x
Rambler5439さん
そうですね、Rambler5439さんのブログで何枚かこの界隈の写真を拝見しました。
この路地から撮られた「××食品」は、2階に洗濯物が干してあったので、空き家ではないようです。それと、その隣のパン屋は堂々、現役でした。
ここから半径30メートル以内のエリアだけでも、とんでもなく被写体の宝庫ですよね(押上では、床屋の写真しかモノに出来ませんでした)。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:53 x
korotyan27さん
この墓について、もう少し正確に記しますと――、
この一家は、新築するに際し、水はけの悪い土地ゆえ、土盛りをし、その土の中に墓が混じっていたそうです。
なので、「童女」の遺族は、よその街の人々かもしれません(このへん一帯は大正時代、田畠でした)。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:53 x
@テツさん
入り組んだ路地は、おいらにとって何よりの「ご馳走」です。
荷風先生が、「路地は長編小説の如し」と仰ってますが、「この路地の先はどうなっているのだろう」というワクワクドキドキ感は、まさに小説、いや、ヘタな小説よりよほど愉しいですよ。
京橋が近いというのは、羨ましい限りです。
「雪明」とは一体何なのか、不明です(戒名? 本名?)。
Commented by マフィンマン at 2007-04-29 17:54 x
henroninさん
あ、28日とは全く同じ日ですね! それらしき人を見かけなかったのは残念です。
ちなみに、おいらは昼メシ時に、立花商店街の端の小公園(神社と併設)でコッペパンを食べていました。それっぽいオヤジを見かけませんでしたか?
小さな墓をめぐる話には、おいらもビックリです。言うまでもなく、こういう話は地元の人しか知らないわけで、撮影よりも興奮したりします。
Commented by rrb at 2007-04-29 18:43 x
こんばんはm(..)m

小さなお墓…ステキなお話ですね。
アタイもこの場所に安置してあげるのがいいと思います。
鳥居と祠のお話もステキ。
人の温かさに触れた思いで、感動しました(^^)
Commented by KENT at 2007-04-29 21:43 x
こんばんは。
しみじみと、お写真、拝見しました。ナルホド~そうでしたか~♪
とても、感動しましたm(__)m
マフィンマンさん!流石ですね(^^♪
Commented by 風俗散歩 at 2007-04-29 22:32 x
お墓の話は本当にいいお話ですね。心が和みます。
この路地は、緑が多くて下町らしい雰囲気です。
京島は、私も好きな町です。
Commented by nobulinn at 2007-04-29 22:41
こんばんは。
良いお話ですね・・・
色々な決まり事とかあるのでしょうけれど、思いのある方が自分なりのやり方で見守り続けていくのが、一番自然で人間らしい感じがします。
マフィンマンさん、写真をやっていて良かったって思える瞬間ですね(^^)
Commented by rikkor at 2007-04-30 00:47
温かいお話ですね。
きっと女の子が撮って欲しかったのかなぁって思いました^^
マフィンマンさんに気付いて撮ってもらえて良かった♪
Commented by jitensya7 at 2007-04-30 13:27
どこのだれともわからない人のお墓を偶然の縁から守り続けるというのは、心暖まるいい話ですね。お墓は決められた場所以外には作れないはずですが、これは遺骨など埋葬してないからOKなんでしょうか。それともこういうことに目くじらをたてるほどお上も物わかりが悪いわけではないのでしょうか。
Commented by takuji-Fan at 2007-04-30 15:15
ホント良い話ですね♪
なんか、、ジーンときました。こういう話には弱いですよ、僕も。
良い家族に出会えてよかったですよね、女の子も。
Commented by 太郎 at 2007-04-30 21:30 x
ん〜いいお話ですね!
人情が生きてる下町ならではの話ですね^^
我が子をも殺める現代人、実は人間退化してるのでは!?
などと思うことがあります。
Commented by ブンブン at 2007-05-01 07:10 x
とても胸に染み入るお話に感動しました。
マフィンマンさんの温かな目で捉えたお写真からそれが伝わって来ますね^^
好いお話、好い写真を見せて頂きありがとうございました(^^)

もしお時間があれば、また先日の様なXPへの投稿をお待ちしておりますm(__)m
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:09 x
rrbさん
小さな墓は以前から気になっていたのですが、「よし、今日こそ撮ろう」と思って訪ねると、おじいさんが応対してくれ、来歴を話して下さいました。
大正時代に新築した際、よそから土を持ってきて土盛りしたそうで、このあたりは当時、田畠だったということも考えると、墓はもともと全く別の場所にあったのではないか、と推察されます。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:09 x
KENTさん
地元の人に取材すると、撮影よりも興奮することがあります。
今回がまさにそのケースで、「こんな話が街なかに埋もれていたのか~」と、驚きました。
街には人が住み、人が街の歴史をつくってきたわけですから、彼らから話を聞くのと聞かないのとでは大違いだったりします(場合によりますが)。
今回はホント、ビックリでした。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:10 x
風俗散歩さん
京島は、街のエリアが非常に狭いのに、なぜか“充実”した街ですよね。
路地あり、緑あり、そして人あり。
もちろん空き家もあり、不振で廃業した店もありますが、人がちゃんと住み、なおかつ、他の街に比べて意外に子供が多いのではないかと思います。
隣町の八広や押上と微妙に異なります。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:10 x
nobulinnさん
こういう話は、話だけだとウソ臭く思えても、墓や供花をちゃんと写真で押さえておくと、多少は事実の“証明”になります。
実は今回、記事をアップしながら、ネットという匿名の媒体でこの話がどこまで信じてもらえるのだろうか――という不安があったのも事実です。
まあ、地道にやるしかないですね。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:10 x
rikkorさん
おいら、彼女に「呼ばれた」わけですね。
実は、街の片隅にあるこうした小さな墓とか祠(ほこら)って、おいら、鼻がきくんです。井戸なんか、最近では「におい」で分かったりします(ちと大げさですが)。
初めて訪れた場所でも、真っ先にそういうところに目が行ったりします。
ここも、最初に歩いた際に最初に「オッ!」と思いました。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:11 x
jitensya7さん
まあ、墓と言っても、確かに遺骨があるわけじゃなし、法律には抵触しないでしょうね。発見されたのがすでに大正時代のことですし。
でもホント、どこの誰とも分からない人の墓を大事に守っていくのは大変な話です。
しかも、幸いにも戦火に直接見舞われなかったとはいえ、戦争を間にはさんでいるわけですしね。なかなか出来ることではありません。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:11 x
takuji-Fanさん
最初に話を聞いた時は、おいらもビックリしました。なかなか出来ることではないですよ。
だって、一代限りならともかく、発見した遺族から数えれば4~5代にわたって守ってきたわけですから。
しかも、その間に戦争をはさんでいます。
「人情」ってのは、家族と地域が育むものなんですね。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:11 x
太郎さん
戦争をはさみ、苦難の時代を生きた人々が、どこの誰とも知れない墓を大事に守るというのは、今の時代、なかなか想像できない話ですよね。
少女も、素晴らしい「家族」と出会えることが出来て、あの世できっと喜んでいると思います。
人間が退化している――確かに、そうかもしれません、特に日本人は。
Commented by マフィンマン at 2007-05-02 07:12 x
ブンブンさん
XPは、ちょっと留守にしている間にメンバーがほぼ一新されて、驚きました。
ふるさとに久しぶりに帰郷したら、多くの同級生が引っ越してしまい、仲のいいクラスメートは数えるほど――といったような感じでした。
でも、そんなことはともかく、XPはやはりふるさとなので、これからも何度か“帰省”させてもらいますね。
Commented by dai100100100 at 2007-05-30 20:42
ある日の京島って雰囲気が良く伝わってきますねー。(最初の写真)
ちょっと、昼ねして、さんぽしたら、こんな風景が広がっていたら、いいですねー。

さて、この記事を私のブログのページでご紹介させていただいたお知らせも兼ねて参りました。もしも、このご紹介について不都合があれば、お詫びを申し上げると共に、その旨、私のページの最新のコメント欄にご一報下さればうれしいです。確認でき次第、紹介の方はとりやめさせていただきます。もちろん、リンク継続OKということであれば、ご一報下さる必要はございません。今後ともよろしくお願いいたします。http://sapuri777.blog31.fc2.com/<--最新のページ

↓掲載のページです。
http://sapuri777.blog31.fc2.com/blog-entry-419.html
Commented by マフィンマン at 2007-05-31 06:49 x
dai100100100さん
初めまして。ようこそお出で下さいました。
この写真は、大型連休の初日に撮りました。好いGWのスタートを切った、と自分でも思っています。
リンク、構いません。
こんな写真ばかりですが、今後も覗きに来て下さい。
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