下町の路地で、『 二十腹霊神 』 (はたちばられいじん) なる淫祠を見つけました=15日(日)。
女性のお腹の病気に霊験があるそうです。 ![]() 祠 (ほこら) の裏に回ると――、 地元の奥さんが一生懸命、井戸水を汲んでました。 金魚を飼う水に使うそうです。 5、6年前まではポンプがなく、ヒモに結んだバケツで汲んでいたというから、驚きです。 右側の家屋は、昭和3 (1928) 年築。 ![]() 表に回ってみました。 戦災も免れ、80年近く生き延びた4軒長屋。 しかし数か月前、最後の住民が転居していったそうです。 ![]() 淫祠とは、『 俗信によって邪神を祭った祠 』。 荷風先生の 『 日和下駄 』 (1915年) に、『 淫祠 』 という章があり、こう書いています。 『 私が好んで日和下駄をカラカラ鳴らして行く裏通にはきまって淫祠がある……淫祠は今なお東京市中数え尽くされぬほどたくさんある 』 淫祠はたぶん激減しました。 それだけに、たまに発見すると、宝物を見つけたようにうれしくなります。 スナップ、スナップ写真 ぶらり~散歩♪ いわゆる「淫祠邪教」とはニュアンスが違うのでしょうか。 こんど日和下駄を読んでみようと思います。 それにしてもこの家、あと何年くらい生きることが出来るんでしょうね。 願わくば蔦が絡まったままでも生き続けてほしいものです。 今晩は!今回の作品もどれも味わい深いですね~!下町の情緒が、息づいていて、感心して見せて頂きました♪特に2枚目の金魚の水をくむオバサン、圧巻的な存在感ですね! 3枚目の木造建築80年以上なんですか~!すごいな。。よくもったもんだ・・自分の町には、穴八幡塚古墳っていう古墳があるんですが、、江戸時代には、同じような御利益を願って花魁さんや遊女さん達がお参りに来たそうです・・これもそういう仲間かしら・・ ほんとに「淫祠」のイメージにぴったりですね~。とはいえ、「淫」というよりもっとささやかでつましい、そんな市井の人びとの心の拠、といった感じがありますね。ワタシは十代の頃から、こういうのに興味があった変な奴でした。。。 三枚目の写真の住宅の庇を支える垂木が 太くて立派です。柱、梁も太いのかなあと 想像します。まだまだ残る昭和の建物 なかなか味があります^^ こんばんはm(..)m 淫祠…祀られている場所がステキです。 この目で見て確かめたいです(^^) 井戸もたまらなく魅力的。 いつかし行くぞ!東京! という気持ちがますます強くなります(^^) こんばんわ 井戸を現役で使ってるんですねすごいなあ、 なんだか昔に戻ったったような路地の雰囲気ですね。 築80年の長屋もそろそろ終わりを告げるのでしょうか。 こういった祠を淫祠というとは始めて知りました。 街の人々がこの場所に八百万の神の一つを見つけたということでしょうか こういった自然や街の一部を敬うゆとりのある下町情緒には ほっとしちゃいます。祠も綺麗に手が行き届いているようなので 井戸と一緒に守って欲しいものですね。 こんばんは。 またマフィンマンさん、素敵な長屋を発見してしまいましたね~♪ でも、最後の住人のかたが出て行かれてしまったということは・・・ こんなきれいな姿なのに・・・ 2枚目のお写真、とっても好きです。 バケツをつり下げていた頃も、見たかったですね(^^) すばらしいレポートですね。 四軒長屋の隣にひっそりと守られている『二十腹霊神』 京都の町家にある小さなお社をイメージしました。 『淫祠』他にも探して見てください。 私も見つけたら報告しますね。 スクンビット総研さん 「淫祠」と書くと、ちょっと怪しげな感じがしますが、要するに、「そこらにある名もなき祠」という程度の意味だと思います。 「淫」の字が怪しげなニュアンスにしてしまっているんですね。 でも、いまだに厳然と国語辞書に載っています。おいらも、「日和下駄」で初めて知った言葉です。 haru-155さん 地元の奥さんの話によると、夏場はここでスイカを冷やすこともあるそうです。水量も豊富なようです。 ただ、ポンプが壊れているので、奥さんはポンプの台座部分を手で押さえながら、くみ上げていました。 なので、いずれ改修されて、井戸は姿を変えるようです。 neonさん この奥さんの話では、この長屋などが建つ前は、祠も微妙に位置が異なり、夜店なども出たそうです(もちろん、奥さんの話も誰かからの伝聞です)。 街の中心に祠があった、ということでしょうか。 それにしても、10代の頃から「祠好き」だったのですか~。 ひょっとして、デートは、「都内淫祠めぐり」とか? 太郎さん 東京大空襲は、あたかも下町全てを焼き尽くしたかのように伝えられていますが、「道路1本隔てて焼け残った」というのが、この手の長屋の歴史のようです。 と考えると、生き残った長屋も少なからずある、ということになります。 ただ、この長屋は所有者が北関東に住んでいるそうで、今後どうなるのか予断を許しません。 rrbさん この祠は珍しく、案内板も建っており、それなりの由縁も記されていました。 祠を撮っていて、奥の方から、「キーコ、キーコ」と井戸を汲む音が聞こえた日にゃ感激しました。ちょっと出来すぎだぜ、と。 でも、rrbさんのブログを拝見していて思うのは、京都にはこの手の祠がそこら中にあるんですよね。逆に、おいらも行きたいです、京都。 lucca-truthさん ああ堂々の現役の井戸です。 水量も豊富なようで、奥さんはガンガン水を汲んでいました。 長屋は今度どうなるのでしょう。 所有者は近くには住んでいないそうなので、予断を許しません。事情が許せば、おいらが一人で住みたいくらいです。 korotyan27さん 「淫祠」という言葉は、おいらも荷風先生の著書で初めて知りました。 「淫」の字が怪しげなニュアンスですが、要は、「そこらにある名もなき祠」という程度の意味のようです。 祠の赤い提灯は、近所の人から寄進されたそうで、まだ新しいものです。 ホント、綺麗に守られています。 nobulinnさん バケツの話を聞いた日にゃ、おいらもビックリしました。 「それって、まるで映画『リング』ですね!」と言おうとして、やめました。 ただ、よく話を聞くと、バケツを吊り下げる滑車などはなかったそうです。 ただ、いずれにしても、ポンプのない、バケツでくみ上げる井戸が上野の隣町にあったなんて、衝撃でした aoi_colorさん こういう写真と記事は、地元の人に話が聞けるかどうかが決定的なポイントかな、といつも思います。 祠を撮っていると、奥の方から、「キーコ、キーコ」と水をくみ上げる音が聞こえてきたのが、きっかけでした。 奥さんは色んな話を聞かせてくれ、とてもハッピーな時間を過ごさせていただきました。 毎度の事ながら驚きです、どのように歩いたら巡り合えるのか不思議です、荷風先生の案内ですかね? 淫祠邪教という言葉は聞いたことがありますが、現実に邪神を祀る祠があるとは初めて知りました。近隣の庶民の信仰を集めているということは必ずしも邪ではなく一方的に邪神とされただけですね。四軒長屋は見事ですね、こんな建物は今後も残ってもらいたいですね。 ◎谷中イイですね。 銭湯がギャラリーになっていたり、風情ある建物が沢山残ってますね。 井戸?!これは凄い。でもやはり飲めないのですね・・・残念。 マフィンマンの旦那、やっぱし花の都は二味も三味も違います。だって下谷二丁目に、こんな秘境があんだもの。「淫祠」っていうのも、すげえや。田舎者のあっしなんざ、字面だけでモヨオしちゃいます。お見それいたしました。 淫祠いうのはだいたいにおいて権力者にとって都合の悪い古来からの地場信仰のことを指すみたいでして、当地岡山でも江戸時代に備前藩主池田氏の手によって「淫祠」がまとめて一ヶ所に集められる「神捨て」が行われたらしいです。 それにしても四軒長屋ですか… 三軒なら真ん中が質屋の妾、左右が鳶の頭と剣術の先生いう噺になる構図なんですがねー henroninさん 自転車で上野界隈をウロウロして、下谷を経由して三ノ輪に向かう途中でした。 いまだに下谷では、気に入った写真が撮れていないので、いっちょ丹念に回ったろか!と本当に丹念にウロウロした結果、出合うことができました。 そうです、荷風先生のお導きです、きっと。 jitensya7さん 仰るとおりだと思います。 「淫祠」の「淫」の字のインパクトが強烈なので、デビルっぽい邪悪なイメージを想像しがちですが、実際は正反対で、名もなき庶民たちの素朴な民間信仰の神様――そんな意味だと思います。 4軒長屋、さあどうでしょう。事情が許せば、おいらが一人で住んでみたいもんですが。 laura66air さん 下町の街並みが残っている、という意味では谷中も下谷も似たようなもんです。 井戸はさすがに飲めないそうです。 でも、夏はスイカを冷やしたりするそうなので、羨ましい限りです。 長屋は、もはや空き家です。どういう運命をたどるのでしょう。 Rambler5439さん あれ、2丁目とご存じだと言うことは、Rambler5439さんもすでにお撮りになったとか? 確かに、「淫祠」という言葉は強烈なインパクトです。 もっとも荷風先生は、「庶民」のことを「愚民」とフツーに書いております。非常に正直ではあります。 しょせん、おいらも「愚民」に違いありませんから。 AAVP7さん スゴいですね、「神捨て」。 不勉強で恐縮ですが、永井荷風の「日和下駄」を読む限り、こうした祠が当時そこら中にあったということは、江戸市中では「神捨て」は行われなかったのか、それとも、捨てきれないほど無数の祠があったのか……。 荷風散歩、絶好調ですね。 淫祠という言葉は初めて知りました。 「二十腹霊神」と長屋の組み合わせが最高です。 風俗散歩さん 荷風先生の時代にネットがあり、ブログが定着していたらどうだったろう、と夢想します。 先生は、40数年間に渡って「断腸亭日乗」を書き続け、それが文学史的にはもちろん、東京の社会風俗や経済情勢などからの観点からもとても面白く、貴重な記録になっているのですが、もし彼が写真ブログをやっていたら……。 なななな、なんと! 下谷にこんな井戸があったのですか!? ・・・・不覚です。 足元がおろそか、灯台下暗しとはこのことです・・・。 二丁目ですか・・・。必ずとりに行きます。 長屋がもう無いとは残念ですが・・・。 過去の長屋の写真。ギャラリーの方に載せてもよろしいでしょうか? どうかよろしくおねがいいたしますm(_ _)m 御疲山さん この一連の写真は、おいらが今年撮った中でも、最も好きな写真の一つです。 祠と井戸と長屋――ちと出来すぎです。 でも、それ以上に、数年前まで井戸がポンプ式でなくバケツで汲んでいたという事実には腰を抜かしました。 行ってみてわかったのですが、 今は無きこの長屋。 昔から「古いなぁー」と思いつつ通り過ぎていた物件でした^^; 祠と井戸と長屋のトリプルアタックは受けられませんでしたが 雨の振る中、井戸と祠と紅葉との一人時間差攻撃で何とか写真に収めることが出来ましたm(_ _)m しかし、しかしながら! 祠と井戸と長屋・・・一度この眼で見たかったです(T-T 御疲山さん ナンと、ご自宅の近くでしたか。 でも不思議ですよね。大空襲をも生き延びたのに、平成の今になって解体ってのは。 おいらが悔しいのは、この井戸です。数年前まではバケツで汲んでいたそうですから。 フツーのポンプ式井戸は頑張って探せば何とかまだあったりしますが、バケツ式ってのは、いまだかつて見たことがありません。 何度もコメントすみません^^; 下谷は一面焼け野原になったはずなのですが、所々残っていたんですね、数少ない生き残りがさらに戦後60年以上も残っていたとは驚愕の事実です。 バケツ式の井戸は谷中にありましたよ! 近くにちょっとした祠もありました(井戸の前に立つと見える場所にあります)名前のところにリンクを張っておきましたのでエントリを見てみてください^^ 大まかな場所もわかるようになってますので谷中行の際にはお立ち寄りを^^ 御疲山さん いえいえ、こちらこそ何度もお出で頂き、ありがとうございます。 バケツ式の井戸、都内でもあるところにはあるんですね~。 このところ、ちと快調なので(何がだ?)近々行ってみますね。 下町は大空襲で全滅した――と、よく言われますが、ここや京島を見る限り、決してそんなことはなかったということですよね。 もとあった長屋の画像拝見しました。先日観た現場もすごくてびっくり感動したのですが、左手にこんなに素敵な長屋があったとは、、。それにしてもこの界隈、古い家屋が減っているとはいえ、今でも味わい深いですね。またお邪魔させていただきます。 いまどきさん
祠と井戸、そして長屋――この風景を初めて見たときは、実に感動しました。 その後も何度か訪れたのですが、ある日、突然、長屋が消えてしまったことには驚きました。 東京は、街が生まれるのも消えるのも早いです。
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