虎ノ門  お歌さんが暮らした幻の街

荷風先生の女性関係は半端ではなく、ご丁寧に、“女性一覧表”まで作成しています。
その一人、お歌さんは戦前、西ノ久保八幡町 (現・虎ノ門5丁目) に囲われていました。
街は空襲で焼亡し、当時の妾宅 (しょうたく) が残っているはずもありません。

唯一姿をとどめているのが、八幡神社。 2人は、この神社をよく歩きました。
写真は、神社の裏手です。
c0080357_19413225.jpg

ひなびた街に見えますが、紛れもなく都心の超一等地。
再開発が進み、こんな風景があちこちに。
c0080357_19415095.jpg

戦前と現在の地図を見比べると、妾宅は、これらの写真の半径200㍍以内にあったことは間違いないようです。
お歌さんが暮らした街は、さらに激変し続けます。
c0080357_1942286.jpg

スナップ、スナップ写真  デジタル一眼レフカメラ  にほんブログ村 写真ブログへ
[PR]
by muffin-man | 2007-03-30 19:46 | 虎ノ門/愛宕/増上寺 | Comments(28)
Commented by Rambler5439 at 2007-03-30 20:26 x
1ヶ月におよぶ力仕事がほぼ片付きましたので、明日より戦線に復帰します。マフィンマンさんの荷風全集購入を記念してというわけでもないのですが、まずは墨東へ。ふくらはぎが痙攣するぐらい歩いてくるつもりです。
Commented by lucca-truth at 2007-03-30 20:44
こんばんわ
荷風先生、随分と華やかだったんですね。
とても虎ノ門とは思えない佇まいですね、
最後のお宅なら現役でしょうか。
Commented by 小山卓治ファン at 2007-03-30 21:05 x
女性一覧表、僕も付けてみたい!
ほんと、東京って坂の街なんですね。
Commented by haru-155 at 2007-03-30 21:36
今晩は!すごいな!女性一覧表ですか~・・う~ん、、そういう中から芸術は生まれてきたのか!たくさんのミューズが必要だったのか?!(^^;)そんなことを思いながら1枚目の階段を眺めました・・

最後の所在なげなネコちゃんがいいですね♪間もなく訪れるだろう、急激な変化などわかるはずもなく、、空を見上げている。。ネコって家に居着くって聞きますが。。。
Commented by igu-kun at 2007-03-30 22:45
1枚目の風景、いいですねー。
都心の一等地に忘れ去られたような一角。こういう場所大好きです。
最後の猫ちゃんの1枚も気に入ってしまいました。
散策のテーマも素敵でありますね。
Commented by nen_randir at 2007-03-30 23:24
女性一覧。。。(^_^;)
女性に縁の少ない僕には羨ましいことで(笑)

こんな階段の雰囲気好きです。
三枚目のネコも何かを見上げている姿が何だか良いですね(^^♪

Commented by nobulinn at 2007-03-31 00:54
こんばんは。
こういう高低差のある街は、眺めも変化に富み、歩いていて楽しいですよね~♪
2枚目のような光景には、東京の街を歩いていると、時折出会いますね。
寂しいことだと思います。
きれいなねこちゃんも、ちょっと感慨深げ・・・
Commented by aoi_color at 2007-03-31 00:55
1枚目、ココですよ私が降りた階段は、まだあったんですね。
私が訪れたときは人がいましたが、マフィンマンさんどうでしたか?
ネコちゃんツンとすましてますね。
「あたいを誘ってもダメよん」といってるようです。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:30 x
Rambler5439さん
いよいよ復帰ですね。
でも、今日は不安定な天気なようで、午後からは雨だそうです。どうやら、「サクラ咲く陋巷」を狙うのも、この数日が勝負のようですね。
それとどうですか、Rambler5439さんも一つ、“一覧表”でも作ってみるというのは。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:30 x
lucca-truthさん
荷風先生は、2度結婚していますが、生涯の大半は独身で過ごしました。「家族嫌い」なのです。
だから、妾と言っても、妻がありながらというわけではありません。
最後の民家は空き家でした。ご多分に漏れず、この界隈も空き家ばかり目立ちます。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:31 x
小山卓治ファンさん
お、言ってくれますね。
でも、荷風先生の場合、一覧表に記した女性の数だけで、実に16人もいます。いずれも、「一夜限り」の関係ではありません。
日記を読むと、40代で「性欲が落ちてきた」みたいなことを書いてますが、これ、50代になっても書いています。結局、ずっと「盛ん」だったというわけです。偉いですよ。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:31 x
haru-155さん
一覧表は、先生の「自慢」だったような気がしてなりません。
おいらも、「ネコは家に居着く」というような言葉を聞いたことがありますが、この界隈は、再開発に伴い、空き家ばかり目立ちます。この民家も空き家でした。
このネコは、どこで食い物を調達しているのだか……。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:31 x
igu-kunさん
この界隈を山に例えると、ホテルオークラやスペイン大使館の方面が“頂上”になっているんですね。
で、そこから六本木に方面に向かって、坂を下ります。荷風先生の旧居は、その途中にありました。2人の自宅は、500㍍と離れていません。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:32 x
nen_randirさん
この界隈は麻布大方面も含め、高低差があり、興趣に富んでいます。
東京の街を歩くと、実に坂が多いということが実感できます。おいらは大学時代などを札幌で過ごしたのですが、坂がなく、平坦で見通しのいい街並みはつまらんものでした(もちろん、北国特有の美しさはありますが)。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:32 x
nobulinnさん
この界隈一帯からどんどん坂を上っていくと、やがてホテルオークラやスペイン大使館などがある“頂上”にたどり着きます。
ここから反対方向に下ると、六本木方面になります。
つまり、虎ノ門5丁目は、小さな山を形成しているんですね。桜田通りを挟んで反対側には愛宕山があります。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 07:32 x
aoi_colorさん
お、あおいさんも歩きましたか。
この界隈は、すっかり人けが失せました。ここに写っている民家はすべて空き家です。
それにしても、古い地図と現代の地図を見比べて今さらながらに思うのは、寺社だけは変わらない、という事実です(焼失・移転した寺社もありますが)。大したもんです。
Commented by korotyan27 at 2007-03-31 08:11
昭和の雰囲気がかろうじて残っている感じですね。
永井荷風先生が歩いた頃はどんな風景だったのでしょうね。
最後の一枚、ネコがいるだけでぐっと違ってきますね~。
顔を向けている方向と表情がまたイイなぁ。
Commented by rrb at 2007-03-31 10:01 x
おはようございますm(..)m

永井荷風のことはあまりよく知らないけれど、
女性一覧が作成できるほどのすごさだったのですねぇ(^^)
お写真の界隈を楽しみながら散策されたのか、
家の中でじっとしていたのか…想像がとまりません(^^)
Commented by henronin at 2007-03-31 11:42
一枚目 良くこんな所が残っていましたね、この階段は残して欲しいな、この手摺には昭和の臭いが染み着いていそう。
Commented by rikkor at 2007-03-31 19:15
えーーー、驚きですね。
あの辺にこんな場所が残ってるんですね。
ギャップが激しすぎます。
2枚目の家なんて、凄いなぁ。階段がまた崩れそう(笑)
夜なんか恐ろしいですね^^;
3枚目は、ネコちゃんがまたいい演出をして写ってますね^^
Commented by at 2007-03-31 20:05 x
国会の周辺にも驚くような光景が残っていますね。
特に国会前庭庭園の高速の辺りには、マフィンマンさんの狙いそうな
ロケーションですね。
虎ノ門近辺、一歩裏に入ると相当なものですね。

最後の写真に写っているネコさん、気になりました。
こういう写真にネコさんが写っていると又、一味増します。
三毛さんの視線は、、気になります。(多分何の意味も無いのでしょう)
Commented by neon at 2007-03-31 20:08 x
お歌さんは、若いながらとても「できた」お妾さんだったようですね。
荷風もお歌に対してはとても優しげな、賛辞まがいの文章を日乗などに書き残していますね。そんな二人のことを想い起こさせる写真ですね~。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 22:59 x
korotyan27さん
アップしませんでしたが、八幡神社、好いですよ~。
神社だから当たり前ではありますが、石段の脇には昭和どころか、大正時代の寄進者の名前が綿々と刻まれています。
風化しているのも多いのですが、「菓子舗 ○○」とか、「畳屋 ○○」など旧町名そのままです。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 23:00 x
rrbさん
「女性一覧表」は、荷風先生のとんでもない「自慢話」と、おいらは見てます。何せ、その数、16人ですから。
一応、「処女と人妻には手を出さない」というルールを自らに課していましたが(日記にそう書いてあります)、本当だか……。
大変な好色漢だったんですね。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 23:00 x
henroninさん
この界隈も東京大空襲で灰燼に帰したと思うのですが、八幡神社だけは残っています(社は建て替えたのかもしれませんが)。
ひょっとしてひょっとすると、この階段は戦前からのものかもしれません。ところどころ崩落しているんですよ。
再開発の緑色の金網は興ざめですが。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 23:00 x
rikkorさん
東京タワーやテレビ東京などとは目と鼻の先です。都営バスで行くなら、「東京タワー入口」で下車すると、目の前が八幡神社です。
ホント、驚くほどひっそり閑としています。
ただ、それは住民が転居していったためで、再開発によるものです。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 23:01 x
森さん
国会の周辺、確かに不思議な一角がありますよね。
あのあたり、ちょっと狙っているのですが、今日び、セキュリティチェックが厳しそうで、ただでさえ人相の悪いおいらのこと、一帯に足を踏み入れただけで何度もボディチェックされそうです。
ネコは、たまたまこの日は撮れましたが、今日は失敗しました。
Commented by マフィンマン at 2007-03-31 23:01 x
neonさん
あの「一覧表」は、後世の読者に対して、「あなたなら、どの妾がいい?」と問うているリストに思えて仕方ありません。
つまり、「お妾さんベスト16エントリーリスト」ってわけです。
おいらが荷風全集を買った理由の一つは、お歌さんの回想記が月報に載っているからなのです。お歌さんは、荷風の葬儀にも出席しており、読者が思う以上に荷風を慕っていたようです。
<< 荒川区荒川/西早稲田ほか  ち... 死ぬまで愉しんで1万円ポッキリ! >>