堀切駅/小松川  写真まで撮っていた! 永井荷風の“荒川狂い”

永井荷風 (1879~1959年) が愛したのは、下町だけではありません。
荒川にも頻繁に訪れ、1936 (昭和11) 年には、『 放水路 』 という随筆まで書いていた――ということをつい最近知り、驚きました。

というわけで本日12日(月)、自転車で荒川河川敷を東京湾の河口まで行ってみました。
先ずは、おいらの大好きな東武伊勢崎線・堀切駅。 田舎っぽさがたまりません。
荷風先生は、今の六本木から市電などを乗り継いでここまで訪れ、すぐ近くの堀切橋からスケッチを描き、ナンと写真まで!
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荷風先生が愛した茫漠たる風景はなくなりましたが、蘆 (あし) の林は今でも、この通り。
船堀橋手前の右岸 (小松川) から。
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真夏の堀切駅は、こちら
※ 放水路=現在の荒川下流の旧名で、『 荒川放水路 』とも。 洪水対策のため、大正から昭和初期にかけて、大規模な掘削工事により完成した。
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by muffin-man | 2007-02-12 21:00 | 荒川 | Comments(30)
Commented by kakeru922 at 2007-02-12 21:35
自分も中坊の頃に一度荒川河口までチャリで行きました
荒川沿いに住むガキにとっては義務でしょう、多分
ちうか、冒険好きしかしませんね、こんな事は・・・
友達に聞いたら行った事アルヤツは一人しか居ませんでしたし
Commented by KENT at 2007-02-12 22:06 x
こんばんは。
う~ん。コメント拝見していて、すげ~納得!(^^)!
二枚目のお写真なんか、とてもアタイにはm(__)m

Commented by mn3m at 2007-02-12 22:09
マフィンマンさん こんばんは
いつ見ても旨い切り取りですね~。 現代の東京を捉えてるな~と感じます。 お手本,お手本(^0^)
 堀切辺りは菖蒲園しか行ったことがないんですが,キャプションを読みながら拝見すると,荷風の世界が身近に感じます。
Commented by momo-inosita at 2007-02-12 22:43
草むらのある道、すごく好きです。その向こうには、何があるの?と思わんばかりにワクワクさせられます。
Commented by north-hill at 2007-02-12 22:52
東京にはまだこんな所が在るんだなぁーとマフィンマンさんの
写真を見て思っています。
一枚目の駅は私の近くの”くりでん”の駅と変わらないレトロ感がありますね!
Commented by nobulinn at 2007-02-12 23:23
こんばんは。
堀切のお写真を拝見して、そうだ、マフィンマンさんのブログに初めてコメントさせていただいのって、この駅の夜景だったな~って思いだしてしまいました(^^)
2枚目の風景、良いですね~。
こんなところ、あるんですね、今度行ってみたいです♪
Commented by 風俗散歩 at 2007-02-12 23:28 x
充分、茫漠たる風景だと思います。
荷風先生が愛した川の風景は今でも健在なのですね。
Commented by silkroad4263 at 2007-02-12 23:57
こんばんは。実は僕も今日、数年ぶりに荒川界隈を散歩しておりました。
先日「永井荷風の愛した東京下町」(JTB刊)を数年ぶりに読み返しましたが、マフィンマンさんにもお勧めです。

ところで一枚目の写真ってレンズは何を使われたんでしょうか?

Commented by aoi_color at 2007-02-13 05:24
この堀切駅と云えばやっぱり『金八先生』でしょう。
このアングルすごく好きです。
ドラマのワンシーンのようです。
二番目のあぜ道と小舟のショット緩やかで気持ちいいです。
こういう風景を見るとトイレに行きたくなります。←褒め言葉ですよ!
Commented by lucca-truth at 2007-02-13 06:54
おはようございます
堀切駅の駅舎、のどかな雰囲気ですね。
2枚目の草むらからのぞく川の景色がすてきですね。
Commented by Rambler5439 at 2007-02-13 09:10 x
夏に堀切駅の写真を拝見したあと、ぼくも10数年ぶりに訪ねてみました。どちらかと言えば殺風景な周辺とは対照的に、この駅には独特の雰囲気がありますね。旅情を感じました。
2枚目の踏み跡もいいですねえ。夏、草いきれを浴びながら歩いたら、遠い昔の夏休み気分にひたれそうな気がします。
Commented by rrb at 2007-02-13 09:55 x
おはようございますm(..)m

1枚めも2枚めも絶妙のタイミングですね(^^)
いつものことながら「人物の配置がスゴイ!」と思います。
特に2枚めなんて船ですよ、船。
このタイミングで船が通るのがスゴイですよね。全く!
Commented by henronin at 2007-02-13 11:24
マフィンマン さんの荷風の解説できがついたのですが雑誌「荷風」は此処から来てるのですね、高いところから撮った駅の写真が素晴らしいです。
Commented by haru-155 at 2007-02-13 21:01
今晩は!出遅れました(;^_^A アセアセ・・・永井荷風さんですか~・・作品拝見していたら自分も読んでみたくなりました・・

上から、、小さく駅を見下ろしたアングルいいですね~♪2枚目のこの葦の小道はたまりませんね(^_^)v向こうにお船が見えるのが、すごいナイスタイミングだと思います。。キットこの瞬間を待たれたんでしょうね♪
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:22 x
kakeru922さん
>友達に聞いたら行った事アルヤツは一人しか居ませんでした
え~、そんなもんですか?! 意外です。
ただ、遊歩道の状況が昔と今では異なるでしょうし、右岸と左岸でも違うでしょうから、一概に「簡単に海に行ける」というわけでもないかもしれませんね。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:22 x
KENTさん
荒川の河川敷をひた走っている時は、「下町のチマチマした路地なんぞ危なっかしくて走れるかよ」と思い、路地をウロウロしている時は、「荒川の何もない河川敷なんて人間の匂いがしないんだよ」と思ってしまいます。バカですね、おいら。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:23 x
mn3mさん
荷風は、夕暮れ時に荒川に来ては、「モヤがかかって、足下も覚束ない。誰一人いない。でも、それがいい」てな感じで書いており、完全な“荒川フェチ”です。70年前にこれほど荒川を好きになれるなんて、相当の変わり者です。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:23 x
momo-inositaさん
ワクワクされているところをガッカリさせてしまって申し訳ないのですが、蘆(あし)の林の奥には、ホームレスのテントハウスがあったりします。蘆は高さ2㍍以上にも達し、密生して林と化すので、格好の隠れ場所なのです。林の外からは全く見えません。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:23 x
north-hillさん
堀切駅は、1923(大正12)年に開業しました。ホームは上下線で分かれており、ホームとホームをつなぐ跨線橋などはありません。鉄道ファンではないので、詳細は不明ですが、大がかりな改築などは行われずに今日まできたようです。荒川は、すぐ右隣です。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:24 x
nobulinnさん
堀切駅は乗り降りするだけで、“田舎感”を満喫できます。荒川(写真・右側)に下りていくと、地元の少年野球団の元気すぎる叫び声が聞こえてきます。野球場のちょっと下流に、蘆(あし)の林があり(この写真とは場所が異なります)、ホームレスのテントハウスが点在しています。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:24 x
風俗散歩さん
荷風が撮った荒川の写真を見ると、河川敷に遊歩道などは当然なく、蘆(あし)の沼地が広がっています。そこにポツンと高圧線?が建っており、遠くにはケムリたなびく工場の煙突……。70年も前に、そんな荒川を愛した荷風は、かなりの変わり者ですよね。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:24 x
silkroad4263さん
そうですか。では、河川敷のどこかですれ違ったかもしれませんね。おいらは、本格的な自転車野郎に比べ、ゆっくり走っております。
レンズは、istDSに附属のキットレンズ(DA18-55㍉)です。広角・標準はこれしか持ってないので、撮影に出かける際は、イヤでもこいつと一緒です。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:25 x
aoi_colorさん
ネットで調べたら、仰るように、隣の中学校は、金八先生のロケ地だったんですね。知りませんでした。ホームからも荒廃している様子が分かり、「廃校したんだな」と思ってはいましたが、まさかあの中学校とは。昨日、駅横の車道から見たら、新設の私大になっていました。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:25 x
lucca-truthさん
ちょびっとご無沙汰してました。
堀切駅および駅周辺は、時間が実にゆっくり流れているんです。
2枚目はもっと下流ですが、このような釣り船が何艘も航行しており、シャッターチャンスは幾度もありました。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:25 x
Rambler5439さん
確かに、今でこそ「旅情」が漂っていますが、荷風が頻繁に訪れた70年以上前は、「ひなびた郊外」どころか場末も場末、ほとんど「番外地」だったと思います。私らが現在の路地裏に見いだして喜ぶ「すがれた感じ」なんて生易しいもんじゃなかった、と。
荷風の「発見力」に驚きます。手強いエロじじいです。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:26 x
rrbさん
ふふふ、釣り船は実は何艘も通るのです。
おいらも最初は、「シャッターチャンスを逃すまい!」と気負ったのですが、実際には、釣り船が通る、通る。しまいには、「釣り船なら釣り船らしい絵になるように、釣り竿を長く掲げていてくれよ」なんて、独り言でブツブツ注文付けちゃったりして。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:26 x
henroninさん
おいらも、雑誌「荷風」をちょっとだけ立ち読みしましたが、さすがに、荷風の「エグい部分」までは突っ込んで触れてないようですね。当時のことですから、荷風は地名を一つ一つあげて、「貧民窟」と言い切って路地裏を歩いてますからね。
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 21:30 x
haru-155さん
荒川は、運動場やゴルフ場などを除くと葦の林が豊富に広がっています。夏は草いきれでムンムンし、冬はご覧の通りです。
釣り船は、実は全然待ってません。頻繁に航行するのです。ほとんど、「被写体の入れ食い状態」で、楽チンでした。
Commented by 太郎 at 2007-02-13 22:17 x
堀切駅、名前は知ってましたが、行ったことは
ありません。こじんまりした小さな駅なんですね。
草の間の土がまたなんとも言えないです。
子供の頃、遊びはもっぱらクサッパラや土の上でした。
こういう風景みると、わくわくします^^
Commented by マフィンマン at 2007-02-13 22:39 x
太郎さん
堀切駅は大正時代に創設されました。駅舎そのものも当時からのものかどうかは不明ですが、この穏やかな風情は23区内では珍しいと思います。
葦(あし)の林は、規模こそ違え、永井荷風が訪れた当時以来ずっと荒川らしさを保っています。
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