新宿区若葉  路地王・荷風が歩いた (かもしれない) 路地

永井荷風を初めて読みました。
『 日和下駄 』。 1915 (大正4年)、荷風36歳の時の作品です。
今まで食わず嫌いでしたが、とんでもない都市文学です。
これから荷風先生のことを 『 路地王 』 と呼ばせていただきます。

作中にあった四谷の旧・鮫ケ橋谷町 (現・新宿区若葉) を歩いてみました。
まずは、どぶ。 何十年ぶりかで見ました。
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紅梅が彩る路地。
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この一角の民家は、なぜか昔ながらの木塀で統一されてるんだニャン。
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いずれも本日4日(日)撮影。
次回は、『 路地の行き止まりでこんなものを見た 』 をお送りします。
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by muffin-man | 2007-02-04 20:21 | 四谷 | Comments(30)
Commented by koumonomio at 2007-02-04 20:52
マフィンマンさん こんばんは
新宿にも、舗装されていない路地と側溝(どぶ)があるのですね~。。
そちらも、梅の開花が早まっているようですね。
青空に紅梅の色が良く映えていますg
Commented by aoi_color at 2007-02-04 21:11
荷風の文学散歩楽しめました。
一枚目のような『ドブ』跡には気づかなかったです。
私も先月信濃町・若葉・南元町を散策しましたが確かに板塀の多い静かな町でした。
Commented by lucca-truth at 2007-02-04 21:14
こんばんわ
荷風の時代に戻ったような路地ですね。
「どぶ」なんて何十年ぶりでしょう、見なくなりましたね。
紅梅の路地も板塀の路地もふぜいがあっていいですね。
新宿区にもいろいろな雰囲気がありますね。
Commented by korotyan27 at 2007-02-04 21:24
こんばんわ。
永井荷風早速読んでみたくなりました。
どぶもすごいですが舗装されていない砂利道ももはや新鮮に
感じますね。新宿区にこんなところがあるとは驚きだニャン。
Commented by mn3m at 2007-02-04 21:46
こんばんは
昔の東京の臭いがぷんぷんしますね(^0^)
なるほど,荷風か~。むか~し読んだ記憶が有るんですが・・・忘れた。
路地の撮り方,大変参考になります。それと,行ってみたい場所を沢山見せていただいてウレシイです。 でも,マフィンマンさんが訪れている場所は簡単には見つかりそうもないですね。
Commented by igu-kun at 2007-02-04 21:50
1枚目のどぶと敷石、いい路地ですね!
続いて梅が香ってきそうなくらいに綺麗な小径、爽やかです。
新宿区若葉は地図で見るとお寺が本当に多いエリアですよね。
四谷界隈を歩いたときもこの辺りは盲点でした。
Commented by readymade_ayu at 2007-02-04 22:48
そうニャンか・・・ふむふむ。
本日、私も青山墓地で早い梅を見ました!
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:23 x
koumonomioさん
舗装されていないのは、たぶん私道だからだと思います。この手の路地は、新宿に限らず、都内でもいまだに結構目にしますよ。
実は、この近くで井戸も発見しました。しかも、バリバリの現役。ブッ飛びました。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:24 x
aoi_colorさん
この界隈って、異常に寺が多いですよね。
それにしても荷風先生、あの時代に路地をウロウロしていたなんて、驚きです。荒川の河川敷にも足を伸ばしていたなんて、ちょっと異常です。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:24 x
lucca-truthさん
この撮影の後、新宿に行き、lucca-truthさんが撮られた「高島屋の前の生コン屋」を撮りました。
ガキの頃から親しんだ新宿ですが、見たことのない風景がまだまだいっぱいあります。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:24 x
korotyan27さん
街撮り好き、路地好き、ヘンな風景好き、東京好きであれば、荷風はハマるかもしれません。貧民窟を見て、「どことは言えず美しい」とか書いちゃうんですから。あの時代に路地を見に行く文学者ってのは、相当な変わり者です。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:25 x
mn3mさん
「路地はまた渾然たる芸術的調和の世界と言わねばならぬ」――「日和下駄」の一説です。荷風先生、とんでもない“路地フェチ”です。
この作品は、しばらくガイド本代わりになりそうです。おススメですよ。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:26 x
igu-kunさん
「日和下駄」は、東京の街をタイプ別にいくつか分けており、「路地」や「崖」、「坂」なんて章もあります。
igu-kunさんが「階段」に注目するように、荷風先生は土地の高低に着目しています。
Commented by マフィンマン at 2007-02-04 23:26 x
readymade_ayuさん
この街は、何だか異常にネコが多い、と見ました。このネコは珍しく、おいらにスリスリしてきて、正直、撮影しづらかったほどです(いつもはネコに嫌われるパターンが圧倒的に多いのですが)。
Commented by 風俗散歩 at 2007-02-04 23:54 x
1軒だけでなく、数軒が連続して木塀で統一されているというのがすばらしいですね。
いつまでも残して欲しいものです。
Commented by Rambler5439 at 2007-02-05 00:07 x
若葉町は1丁目から3丁目まですべての道を歩いたのですが、これぞという写真は、ついぞ一枚も撮れませんでした。3枚とも力作ですね。とくに2枚目は、今日のような陽射しの下で撮ったとは信じられない写りです。
ぼくは新しいレンズの試し撮りを兼ねて、フジヤカメラのある中野駅北口から高田馬場、高田、南池袋、大塚5丁目経由で大塚駅まで歩いたのですが、絶不調でした(ただし、あのポンプは発見しました。雨か雪が降ったら、出直したいと思っています)。試し撮りは近場で済ましたほうが無難のようです。
Commented by rrb at 2007-02-05 09:25 x
おはようございますm(..)m

一枚め、とてもいいです。
こういう側溝がまだあるのですねぇ(^^)
って、おそらくあちこちの路地裏にはあるのでしょうが、
そういった場所には行かないですからねぇ。
ある意味、都会派生活をしているということですね(>.<)
Commented by henronin at 2007-02-05 11:32
自分も久方ぶりにドブを見ましたしかも蓋無しとはすごい、荷風と聞き一瞬雑誌の「荷風」かと思いました宣伝は良く見ますが現物は本屋さんでは見かけませんでした。
Commented by haru-155 at 2007-02-05 18:46
今晩は!いいですね~♪文学散歩!そういうのやってみたいな~(^^)/都内では、いろいろ楽しめそうですね♪文豪の眠る場所なんか訪ねても、、って墓地になっちゃうか(^^;)

ドブなんてあるんですね!都内には、蚊はいないかと思ったのですが、、。。なんとなく風情ある作品になっていて脱帽です!3枚目のにゃんこがかわいいにゃ~!
Commented by KENT at 2007-02-05 20:03 x
こんばんは。
新宿ですか。路地を入ると、ばだまだこのような風景が見られるのかな?
どぶ、紅梅、木塀、なるほど~!見入ってしまいました(^^)
さっすが!マフィンマンさんだニャ~♪
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:04 x
風俗散歩さん
撮影位置の背後にも民家があり、ここも、漆黒の板塀でした。すぐ近くにある寺と何か関係があるのかないのか……。
いずれにしても、この一角は、ほかの路地とは明らかに様相が異なっていました(そもそも路幅が広い)。
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:05 x
Rambler5439さん
おいらもこの日は、半分以上は白トビか黒ツブレしてしまい、3枚目もほとんどギリギリです(快晴の条件下、黒い板塀は撮影者泣かせです!)。
雪の日に何を撮るか、おいらもずっと思案してましたが、今冬の降雪は絶望的のようで、もはや、「どの街の路地でサクラを撮るか」というモードに切り替えました。
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:05 x
rrbさん
ガキの頃(昭和30年代)、実家の回りにはドブがあり、汚水がいつもタプタプと流れていました。
ある日、両親がおいらを初めて海に連れて行った時、おいらは海を見て、「わ~、大きなドブ!」と、“大物ぶり”を発揮し、両親をガッカリさせたそうです(実話です)。
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:06 x
henroninさん
今さらですが、永井荷風の歩きっぷりは半端じゃありません。名所旧跡には見向きもせず、あの時代に路地という路地をナメるように歩いています。
短編の「日和下駄」は、純文学として読むと、退屈きわまりないかもしれません。都市ルポなんですね。当時の「名もなき街々」の様子が非常に興味深く、魅了してやみません。
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:13 x
haru-155さん
文学散歩といっても、名所旧跡でもなければ、可愛いおネエちゃんがウジャウジャいるわけでもなく(たぶん)、美味いものがあるわけでもなく……ただひたすら路地を歩くだけです。「散歩」というより、アヤしげな「徘徊」に近いですね。
Commented by マフィンマン at 2007-02-05 20:14 x
KENTさん
都内は、六本木ヒルズみたいなピカピカなところと、こういう路地のある街並みでは、実は後者のほうがいまだに敷地面積で勝っているのではないか――街撮りを始めてからずっと、そう思っています。長屋も井戸もドブも、いっぱいあります。みんな見えていないフリをしているだけで。
Commented by 太郎 at 2007-02-06 19:14 x
都心に残る、路地いいですねえ!
なんとも心地いい狭さ・・・広さ!?
歩いていて何かわくわくする空間ですね。
石畳に土まで・・・どぶ、まだあるんですねえ。
Commented by マフィンマン at 2007-02-06 21:15 x
太郎さん
路地の狭さは人間が一番快適に感じる空間なのだそうです。クルマも通れないため安全なうえ、狭い空間の先には何があるのだろう、というワクワク感も生まれる――そんなことが、どこかの本に書いてありました。
Commented by AAVP7 at 2007-02-12 18:37 x
毎度です。荷風デビューされましたそうですねー とっくの昔にご存じだとばっかり思ってました。ところで荷風も晩年は写真好きだったらしくて浅草のストリップ小屋にカメラを持って日参してたそうです。

荷風的視点で東京の裏風景を撮る人がおらんかなー と思ってたところにこのブログ… 今後に期待させてもらいます!なおマフィンマン氏には朝日文庫から出てる「永井荷風ひとり暮し」いう本がお勧めです。
Commented by マフィンマン at 2007-02-12 21:24 x
AAVP7さん
永井荷風は今まで、「しみったれたスケベじじいの、ただの散歩日記だろ」と思い込み(事実、そうですが)、食わず嫌いでしたが、これほどの“都市文学”“都市ルポルタージュ”だとは思いもしませんでした。同様に昨秋、田山花袋の「東京の30年」を読んで、田山先生も見直しました。
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