遺品  よし、もっと写真を撮ろう!

義父が亡くなった。
遺品を整理していて押入から出てきたのが、このミノルタフレックスです。
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義父は昭和20~30年代、北海道の片田舎で、この愛機で撮りまくり、社宅の押入を暗室に改造するほどの写真好きだった、といいます。
カラオケが趣味の義父は知っていましたが、大変な写真野郎だったとは思いもしませんでした。 カメラ仲間に撮ってもらったのか、カメラ (それも、ミノルタフレックスとは別の二眼レフ!) を手に得意げな自画ポートレートまで残されていました。

何冊もの古いアルバムには、冬の街並みや同僚たちとの語らい、勤め先のストライキの様子、結婚前後の生活、初めて授かった我が子 (のちの、おいらのカミさん) ――などが克明に記録されていました。 小さな印画紙の一枚一枚は、義父の人生を豊かに伝えています。

写真って好いもんだなあ。 よし、もっともっと撮ろう!――遺品を撮りながら、『 写真の力 』 を改めて知りました。
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by muffin-man | 2007-01-25 19:34 | おまけ | Comments(34)
Commented by aoi_color at 2007-01-25 20:01
お悔やみ申し上げます。
お義父の撮られた北の写真是非見てみたいものです。
昔の人は一度興味をもつと自分で全部やってしまうところがあるようで、とてもまねが出来ないようなことを独学でガンガンやってしまいますね。このエネルギーにはいつも感服します。
この「ミノルタフレックス」はこのまま現役で使えるのですか?
確かファインダーの中の被写体が逆さになるんですよね。
大切に長く使って下さい。
Commented by Rambler5439 at 2007-01-25 20:27 x
大事ではなければと願っておりましたが、お悔やみ申し上げます。
写真を撮ることは、かけがえのない人たちの命を継ぐことであり、自身の生きた証しを刻むことであり、それを次の世代にを継いでいくことなのかもしれませんね。ぼくもヨレヨレになるまで使い込んだカメラを遺していきたいと思います。
Commented by takuji-Fan at 2007-01-25 20:29
お悔やみ申し上げます。
もしや身内にご不幸でもなどとよぎりましたが。
辛いですが、お義父さんの話、とても良い話ですね。
Commented by nobulinn at 2007-01-25 20:36
心よりお悔やみ申し上げます。
写真が、亡くなられた後も、お義父様とマフィンマンさんの間に何か思いとか、人となりとか、を伝えてくれたのですね。
悲しいけれど、良いお話ですね。
マフィンマンさん、大切に、たくさんお写真撮られてくださいね。
Commented by at 2007-01-25 20:37 x
このたびはご愁傷様でございました。
良い物が残されましたね。
私は何を残すのでしょうか?
そんな事を思いました。
Commented by rrb at 2007-01-25 20:43 x
こんばんは & お帰りなさいm(..)m

心よりお悔やみ申し上げます。

義父さまのお話、とてもいいお話ですね。
二眼レフですね。アタイも一台持っています。
同じく遺品です。
その当時の写真を見せて貰うと固定レンズでたくさん撮ってますよね。
「交換レンズなんて物はいらん。足で撮らんかい!」と
言われているような気がします。
アタイもたくさん撮って、たくさん残すことにしますm(..)m
Commented by lucca-truth at 2007-01-25 20:58
謹んでお悔やみ申し上げます。
懐かしいカメラですね。叔父が持っていたような気がします。
たくさんの写真、貴重な遺品、すばらしいお義父様ですね。

Commented by haru-155 at 2007-01-25 21:11
心からお悔やみ申し上げます。それはなんといったらよいのか・・

でも、本当に良いお話しを伺いました。クラシックなカメラも素敵です・・写真って本当にいいですね。。
Commented by 太郎 at 2007-01-25 21:56 x
心よりお悔やみ申し上げます。
お義父様の形見のカメラ、多くの記録を残されたでしょうね!
形あるものいつかは無くなります。後世へ「現在」の記録を
残せるカメラ、大切にしたいですね。
Commented by KENT at 2007-01-25 22:26 x
心より、お悔やみ申し上げます。
何とコメントしたらいいのか・・・。

写真は、本当にいいですね。
自分の人生を、後世まで残せそうです。
今のところ、こんなコメントしかm(__)m
Commented by jitensya7 at 2007-01-25 22:44
しばらくのお休みはご不幸だったのですか。お悔やみ申し上げます。ボクの友人ですが亡くなる直前に写真は自分の人生の記録ということに気づいて感激したと言っていました。
Commented by igu-kun at 2007-01-25 23:07
ミノルタフレックス、お義父様が大切になさっていたのが伝わってくる佇まいですね。
心よりお悔やみ申し上げます。
Commented by momo-inosita at 2007-01-25 23:18
心よりお悔やみ申し上げます。
そんな事があったんですね・・・でもこのカメラからその人の歴史などが読み取れます。
Commented by korotyan27 at 2007-01-26 00:04
お帰りなさい。
といいたいところでしたが、大変なときだったのですね。
ご不幸お悔やみ申し上げます。
このミノルタフレックスもマフィンマンさんの人生を
伝えていくのでしょうか?
これからも写真の力を楽しみに拝見させて頂きます。
Commented by koumonomio at 2007-01-26 08:56
マフィンマンさん おはようございます
この度は、心よりお悔やみ申し上げますm(__)m

写真を撮影することは、その時ゞの記録を残す事ばかりではなく、自分自身を残す事でもあるのですね。
σ--も、これまで以上に沢山撮影して、自分らしい写真を一枚でも多く残していきたいと思います。
Commented by henronin at 2007-01-26 16:31
心よりお悔やみ申し上げます。
あらためて写真の原点は「人物」だと思いました、身近な人物写真をもっと撮らねばとつくづく思います。
Commented by ブンブン at 2007-01-26 22:06 x
謹んでお悔やみ申し上げます。
お写真から、お義父上を想うお気持ちが伝わってきます。
いろいろな想いを込められて静かにシャッターを切られたでしょう。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:25 x
aoi_colorさん
ありがとうございます。
製紙工場のストライキを撮った写真では、労働者たちが「団結」と書かれたハチ巻きをしてましたが、みんな楽しそうでした。同僚とのレクレーションの写真もあり、現代とは決定的に異なる、働く者同士の絆の深さを実感しました。ちょっと羨ましいです。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:26 x
Rambler5439さん
ありがとうございます。
ミノルタフレックスは、時間とカネをかければメンテできるのでしょうが、デジ一眼って、どうなんでしょうね。メンテしながら長~く愛用しようにも、「部品がない」の一言でお蔵入りしそうな気がします。でも、ヨレヨレになるまで使い込みたいですよね。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:26 x
takuji-Fanさん
ありがとうございます。
おいらの何十倍も写真に熱心だった義父に、せめてもの恩返しを、と思って、葬儀会場で映写する素材として、義父のアルバムから何枚かセレクトして、接写しました。セピア色に変色した写真ばかりですが、どれも気持ちのいいほどジャスピンでした。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:26 x
nobulinnさん
ありがとうございます。
義父が8㍉カメラでカミさんの幼児時代を撮った映像は見たことがあるのですが、写真に入れ込んでいたとは今回、初めて知り、驚きました。「義父の遺志はおいらが継ぐ」と思いました。カミさんからは、「ナニ言ってんだか」と言われそうですが。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:27 x
森さん
ありがとうございます。
そうなんですよね。「自分は何を残せるのか」と自らに問うと、おいらなんて、ナ~ンもないですよ。ブツとして残るのは、どれもこれもショボい安物ばかりです。まあ、せめて、ちっとは「時代の空気」を切り取った街撮りに努め、写真をいっぱい残そう、と思いました。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:27 x
rrbさん
ありがとうございます。
>「交換レンズなんて物はいらん。足で撮らんかい!」
まさにその通りですね。レンズをバンバン買うほど余裕があったとも思えないので、義父はこのカメラ1つでバンバン撮っていた、と思われます。当然、頼りになるのは、自らの「足」のみ。でも、これって、やっぱり今でも基本中の基本ですね。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:27 x
lucca-truthさん
ありがとうございます。
携帯電話で気軽にパシャパシャ撮れる現代とは違って、昔は、こんなデカくて重いカメラで撮っていたんですよね。「撮るぞ!」という“一写入魂”の気合いが決定的に違っていたんだなあ、と思います。フィルムや印画紙も安くはなかったでしょうし。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:28 x
haru-155さん
ありがとうございます。
北海道から危篤の一報をもらってからわずか8時間後、義父は旅立ってしまいました。暮れから正月にかけて、カミさんと娘を帰省させたのが、せめてもの親孝行だったかな、と話しています。おいらは、写真をいっぱい残すことで義父孝行するつもりです
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:28 x
太郎さん
ありがとうございます。
アルバムは今でも意外に重宝するんだな、と今回気づきました。コンデジを含め、デジカメに移行してからはブツとしてのアルバムなんて作っておらず、写真は全てPCの中。しかも、パスワードが必要。遺族が写真を見るにも、七面倒くさくなっちゃいました。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:28 x
KENTさん
ありがとうございます。
おいらが死んだら、写真をピックアップして斎場で上映するなんて困難だろうな、とふと思いました。デジタルに移行してからは、アルバムなんて作らなくなりましたからね。今回気づきましたが、アルバムの一覧性にはかないません。まあ、いささか重いですが。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:29 x
jitensya7さん
ありがとうございます。
義父のアルバムを見て先ず感じたのが、「人が多いなあ」ということです。田舎の工場ですが、人であふれかえっていました。笑顔、真剣な顔、疲れた顔……決して余裕のある時代ではないのに、みんな豊かな表情なのです。あの頃の日本が鮮やかに切り取られていました。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:29 x
igu-kunさん
ありがとうございます。
このカメラは、ミノルタフレックスシリーズの最終型で、昭和29(1954)年発売のようです(違うかもしれませんが)。吉祥寺あたりでメンテできるカメラ屋を見つけたので、カミさんの許しを得たうえで、機会があれば復元してやりたいもんだ、と思っています
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:30 x
momo-inositaさん
ありがとうございます。
カメラもいいですが、アルバムもいいですよね。義父が残したアルバムを親類たちが囲んで、思い出話にひたったり、ほほえましい「秘話」が明かされたりしました。義父はカメラ雑誌に熱心に投稿し、入選したこともあるそうで、「写真話」で盛り上がりました。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:30 x
korotyan27さん
ありがとうございます。
このカメラは今後、義弟が保管していくのだと思いますが、機会があればメンテして、撮ってみたいですね。でも、フィルムは?撮り方は?どこで現像・焼き付けを?――と、知らないことだらけです。デジ一眼より何もかも数倍難しそうですね。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:30 x
koumonomioさん
ありがとうございます。
義父のアルバムを眺めていると、風景や他人が写っていても、そこに義父の強い目線を感じました。シャッターを押そうと思った動機まで、ほのかに伝わってきそうでした。コストも考えずパシャパシャ撮れるデジ一眼と異なり、じっくり撮り続けたからでしょうか
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:31 x
henroninさん
ありがとうございます。
ホント、そうですよね。「記念写真こそ写真の原点」とも言われますが、それって要するに、「人物」こそ原点ということですもんね。身近な人物写真……いいですね。おいらも、もっと足下に目を向けようと思います。
Commented by マフィンマン at 2007-01-26 22:31 x
ブンブンさん
ありがとうございます。
フィルムを装填してセットし、撮り、自宅の押し入れに籠もって現像・焼き付けする――今考えれば、この長~い過程を経てもなお、膨大な写真を残した義父。デジ一眼なら、もっと撮れるはずですよね。ナンだ、おいら大して撮ってないじゃん――そう思いました
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