一昨日の未明、いつものようにラジオを流しながら眠っていると、初めて耳にする歌声で目が覚めた。
吉澤嘉代子という人の『残ってる』という曲で、闇の中、一気に引き込まれた。
その
MVに登場するのが、小田急小田原線の代々木八幡駅。
モトーラ世理奈(19)という独特の雰囲気のモデルが、南口の改札を抜けてくるところから始まる。
朝帰りしたその朝、季節が夏から秋に変わっていた――と歌われる。
モトーラさん、跨線橋を渡り、鉄柵に頭をもたげる。
このMV、彼女が駅周辺をとぼとぼと歩くというだけのシンプルな構成なのだが、曲と彼女の美しさが調和して、やはり引き込まれる。
CDは通常バージョンの他にピアノバージョンもあり、こちらも圧倒的に素晴らしい。
モトーラさん、こんなところを歩く、歩く……、
ほんの一瞬、児童公園の遊具から顔を覗かせるシーンがあるが、その遊具がこちら。
現地を訪れてたまげたが、すごく「昭和」な遊具なのだ。
再び別の跨線橋を渡り、立ち止まる。
こちらは跨線橋の横の風景(MVには登場しない)。
ちなみに、代々木八幡駅はホーム延伸などの改良工事が進められているので、MVに登場した風景の一部は来夏までに跡形もなく消えてしまうだろう。