今回は、いつものレンタサイクルは利用せず、多摩川沿いを歩く。
青梅線・軍畑(いくさばた)駅で下車。 健脚家たちが準備体操に余念がない。
そんな本格的なハイカーたちとは別方向へ、わしら写真仲間はダラダラ歩き出す。
正面は青梅街道。
青梅街道から多摩川へと下る石段。
鬱蒼としてきて、ゾクゾクする。
やあ、紅葉している。
あいにくの曇り空だが、紅葉狩りのタイミングとしてはまずまずだ。
川沿いに設けられている遊歩道を、上流の御岳(みたけ)方面へとズンズン行く。
遊歩道といっても、野趣に富んでいる。
最初に出合った橋は、楓橋(かえでばし)。
一帯ではカヌーやカヤックが盛んで、ここにも数人の人たちがいる。
まだ朝の10時半。 ふふふ、モーニングコーヒー代わりに一杯。
橋のたもとに地元の小澤酒造がやっている「澤乃井園」で、わさび漬けとともにいただく。
酒を楽しみながら紅葉を愛でる。
このまま死んでもいいや、と思ったりする。
ほろ酔い加減で楓橋を渡ると、この看板。
なぜか、ところどころ平仮名だが、こんなところに出没するのかね、痴漢。
ゴ~ン!と、鐘の音が一帯に響くので、見に行くと、寒山寺(かんざんじ)の鐘。
昭和5(1930)年に落慶。
初代の鐘は戦中に供出され、昭和40(1965)年になって再建されたそうだ。
さあ、再び上流へ向かおう。
モミジが苔の岩に落葉して。
山ガール、後ろ姿がキュートだね。
レンタサイクルでまわると気づかないが、多摩川沿いでは結構多くの人々が秋を楽しんでいる。
ボルダリング(bouldering、フリークライミングの一種)に熱中する若者たちも大勢見かけた。
御嶽駅に近づくと、渓谷にへばりつくように建物がいくつも現れる。
こちらは、紅葉に一部覆われている。
神路橋(かみじばし)から多摩川を望む。
御嶽駅までは、グルッとあえて遠回り。
で、いきなりですが、吉祥寺・ハーモニカ横丁。
御嶽駅前でいつもの中華屋で遅い昼メシを食べ、あれやこれやした後、吉祥寺まで戻り、居酒屋で反省会を開いたのでした。
わたしが書いた
『東京街角 お地蔵・稲荷・石塔めぐり』では、都心部にたたずむ地蔵や狐像を、お守りする人々と共に写真で紹介しています。
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