赤羽  蒹葭(けんか)、褐色に枯れ

荒川河川敷の「北区・子どもの水辺」=昨日2日(日)。
いつ来ても、子どもの姿を見かけたことなどありません。
でも、好い感じに葦(あし)が冬枯れていました。 ※蒹葭=荻(おぎ)と葦。
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しょせん人工の水辺ではないか、と言うなかれ。
荒川下流そのものが人工河川です。
そんな荒川を愛したのは、他ならぬ永井荷風。



荷風は戦前、荒川(放水路)河畔を好んで歩き、名随筆 『放水路』(1936年)などで繰り返し描きました。
『断腸亭日乗』 1931年12月2日付に、こうあります。 旧葛西橋あたりの風景です。

放水路の両岸に繁茂せる蒹葭(けんか)は見渡すかぎり褐色に枯れ、一條の水流帯の如く其(その)間を縫い行けり

荷風は、荒川の象徴として葦を何度も描いています。
見渡す限り葦で覆われた場所は、もはや荒川河川敷にはありませんが、それでも、たくましい葦はところどころに群生し、独特の風景を見せてくれます。
かつて、こんな真冬の風景も撮りました。
また、「北区・子どもの水辺」の夏の風景は、こちらです。

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by muffin-man | 2011-01-03 18:35 | 荒川
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